寺田佳子のまなまな 第17回 お化け屋敷プロデューサー 五味弘文さんに聞く “恐怖”の魅力
唯一無二の職業、お化け屋敷プロデューサー。
その肩書きを持つ五味弘文さんが今回の「まなまな」のお相手だ。
「お化け屋敷は誰にでもつくれる。だからこそ、誰も見たことがないものをつくりたい」と語る五味さん。お化け屋敷をエンターテインメントへと進化させるにあたって大切な“恐怖のメソッド”を、寺田さんが体を張って体験します!
お化け屋敷は落語と同じ!?
人はなぜ、お金を払ってまでお化け屋敷に行くのか?
なぜ、偽物だと分かっているのに絶叫するのか?
なぜ、「怖かったぁ~」と言いつつ大笑いしながら出てくるのか?
不思議だ。お化け屋敷は、実に不思議だ。
こうつぶやきながら「怖いもの見たさ」で入った東京ドームシティ アトラクションズの「地獄への手紙」。今回の「まなまな」のお相手、五味弘文さんがプロデュースしたお化け屋敷である。
ネタバレになるので詳しくは言えないが、「きゃあ~」「いゃあ~」と、叫び声だけは女子高生並みの可愛さで地獄を巡り、出口ではやっぱり、「怖かったぁ~、あははは!」と爆笑した私である。
そのドキドキがまだ収まらないままに案内された、お化け屋敷の舞台裏。カッと見開いた目ヂカラがハンパないお化けさんと並んで座り、時折、壁越しに響くお客さんの悲鳴を聞きながら、というまことに刺激的なシチュエーションでインタビューは始まった。
「お化け屋敷の評価基準はとてもシンプル。『怖い』か『怖くない』か、二者択一ですから。お笑いの『面白い』か『面白くない』か、と同じですね」
と、聞こえてくる悲鳴の大きさにニヤッとする五味さん。