第18回 副業を認める?認めない? 藤原英理氏 あおば社会保険労務士法人 代表
働く人の価値観の多様化から「働き方」も変化し、現場の管理職の悩みも“イマドキ”なものになってきています。
そんなイマドキな悩みの解決方法を、社労士の藤原先生が紹介します。
第18回 副業を認める?認めない?
社交的で社外の活動にもアクティブな若手社員がいる。会社での業務とは別に、知人たちと新ビジネスの立ち上げなども始めたらしい。会社に迷惑をかけず、本人も楽しんでいるのであれば悪い話ではないと思うが、それなりにエネルギーも使うだろうから、本業に影響が出ないか心配だ。どうしたらいいだろうか?
副業のしやすい環境が整う
最近は、モバイルインターネット環境がよくなり、場所を問わずにできる仕事が増えました。職場という「場所」に縛られなくなり、以前より、副業にチャレンジしやすい環境になっているといえます。
また、会社側も、2枚目の名刺を持つことを認めるなど、営利・非営利を問わず、企業外での活動を推奨するような動きもあります。
つまり、世の中は副業容認の流れになっているといえます。しかし、まだ法的な整備が進んでいないため、それにはさまざまなリスクも考えられます。