人事の職場拝見! 第59回 ドリーム・アーツ 座学以上に実体験を重視 脱デジタルの育成制度づくり
企業や組織のコミュニケーションを円滑にするソリューション開発を手がけるドリーム・アーツ。
IT企業であるにも関わらず、デジタルに頼らないアナログな手法で人材育成に臨む。
現場出身者の経験を生かす
ITソリューション開発をメインに、東京・恵比寿に本社を置き、広島や沖縄、そして中国の大連へと拠点を広げるドリーム・アーツ。同社ではさらなる拡大に向け、2015年より本格的な育成制度の整備に乗り出した。
「社員数もグループ全体で200名を超えました。能力を存分に発揮し、長きにわたって当社で活躍できる人材を確保するには、成長のマイルストーンを整える必要があると考えたのです」と語るのは、経営企画本部業務管理グループのグループマネージャー、榊美奈氏である。
その手始めとして、人材開発や教育・研修部門を中心に担う現場出身のスタッフを人事部門に集めた。担当である小林泰彦氏は、配属前はトップセールスを誇る優秀な営業マンだったという。