おわりに “海外研修” で促せるもの
まず本特集のテーマを振り返ろう。それは新人・若手のうちから“グローバルに活躍できる人材”として育ってもらうために、
① どんな能力やスキルを
② どのように身につけてもらうか
③ 育成方法の勘所や注意点とは
というものである。
結局、“グローバル”は特別?
①は、グローバル人材の要件と同義だ。「グローバル人材とは特別な能力を持つ人か否か」という論争が巷でよく起きている。今回の特集でも各々の見解が出たが、「“グローバル環境でも業務が遂行できる能力”が必要であり、人材要件は変わらない。変わるのは“積極性”や、“困難を乗り越える力”のレベルの高さ」だというのが共通見解のように見える。