今月のNEWS
第4回「ビジネスパーソン1000人調査」(ダイバーシティ)結果ダイバーシティ推進が職場に与える影響を調査
●日本能率協会グループ
2015 年2 月、日本能率協会グループは、全国のビジネスパーソン1000 人を対象に意識調査を行った。この調査は働く人々に焦点を当て、その時々の旬の話題をデータで紹介するシリーズ。第4 回目の今回は、ダイバーシティをテーマに、その進捗や職場に与える影響を調査。それによると、外国人・女性管理職・シニア人材・障がい者と一緒に働いている人の半数以上は、彼ら、彼女らがいることで職場に何らかの影響があると感じていることがわかった。
また、今回の調査では、多様な人材の採用や登用は大企業ほど進んでいるという結果に。人数が多いほど人材が多様化しやすいという側面に加え、大企業のほうが取り組みへの意識が高く、組織や制度を整備する体力があることも理由となっている。
また、一口にダイバーシティと言っても、職場に与える影響は、外国人・女性管理職・シニア人材・障がい者のそれぞれで違いがあることがわかった。職場で一緒に働く人が実感していることを問う設問では、外国人・シニア人材・障がい者に対しては「アイデアの広がり」「価値観尊重」「助け合いの風土」などのポジティブな回答が挙がっており、女性管理職と働くことついては「気を使わなければならないことが増える」というネガティブな影響を指摘する回答が最多となった。こうした結果について同グループは、「ポジティブな影響については社内で事例を共有し横展開を図り、ネガティブな影響については克服するためのマネジメントが必要。加えて、本人のモチベーションが維持されているか、ダイバーシティを推進する意義が周囲に共有されているかという、マネジャー、本人、組織の3 つの視点が重要だ」としている。
問い合わせ
日本能率協会グループ 広報委員会
TEL:03-3434-8620
第6回「コア人材としての女性社員育成に関する調査」結果概要「女性社員の育成経験」の乏しさが浮き彫りに
●日本生産性本部
日本生産性本部は、第6 回「コア人材としての女性社員育成に関する調査」を行った(2009 年より毎年実施)。今回の主なポイントは以下の通り。