めざせ☆経営型人事 書籍に学ぶビジネストレンド 第21回 気がつけば定番スキル その3「時間術」編
ビジネスのトレンドを知っておくことは、経営や人材を考えるビジネスパーソンにとって必須である。本連載では、データバンクに勤め、1日1冊の読書を20年以上続けてきた、情報のプロが最新のビジネストレンドと、それを自分のものにするためのお薦めの書籍を紹介する。
今年も、手帳選びの季節がやってきた。本号に目を通される頃には、新たな手帳を入手している方も多いであろう。
最近は、ビジネス使用をベースとした汎用型の王道的手帳から、個々のライフスタイルに応じてプロデュースされた手帳まで、バリエーションもさまざまだ。手帳の使い方やスケジュール管理関連の書籍も数多く見かける。
真新しい手帳には、やる気を引き起こす不思議なパワーがあり、手帳を手にするたび、いかにうまく時間管理をするか、「時間術」について考えさせられる。
ということで、3号連続「気がつけば定番スキル」シリーズ最終回の今回は、「時間術」を取り上げる。『日経ビジネスアソシエ』『プレジデント』といったビジネス誌で、定期的に「時間術」が取り上げられるのはなぜか。おそらく「時間管理がうまくできていない」と感じている人が多いからに違いない。私が見る限り、電子書籍でも、「時間術」関連本はビジネス書売り上げの上位を占めていることが多い(それに貢献するかのように、「時間術」関連書籍はほとんど表紙買いで購入してしまう私であった)。
では、時間術関連の書籍を整理しよう。
①著名学者によるバイブル的文献
②時間管理のプロによる文献
③ビジネスパーソンの自己経験による時間管理文献
④経営者による時間術指南文献