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「外国人採用」と「社内のグローバル化」に関するアンケート外国人新卒者採用の目的は「日本本社のグローバル化」50.0%
●パソナグループ
パソナグループは、「外国人採用」と「社内のグローバル化」に関するアンケートを行った。同調査は、2011 年12 月に実施したもの。回答数は107 件だった。
「外国人新卒採用」の実施状況を尋ねたところ、「既に実施している」(29.9%)、「今後採用計画がある」(15.0%)と答えた企業が合計で44.9%となった。一方で、「採用計画はまだない」との回答も44.9%と同数となり、グローバル人材活用や外国人新卒採用に関心があるものの、まだ「検討段階」にある企業が多いことがうかがい知れる結果となった。
また、外国人新卒者採用を実施している企業に「採用目的」を聞いたところ(複数回答)、「日本本社のグローバル化を図るため」が50.0%と半数を占め、「海外現地法人の幹部候補として」「専門分野の人材として」が同率の31.3%と続いた。全体的に「現地法人とのパイプ役」や「日本本社の幹部候補」など、現地法人での活躍よりも日本本社での活躍や日本本社のグローバル意識醸成を図る存在としての期待が高いことがうかがえる結果となった。
さらに、外国人新卒者の採用手法を聞いたところ、「日本で採用する」が81.3%となり、「現地で採用する」は、18.8%にとどまった。その他、外国人新卒者に対してどのような「教育・研修」を行っているかを聞いたところ(複数回答)、「企業理念や経営方針」(81.3%)という回答が圧倒的に多く、「日本語」(65.5%)、「日本文化や生活習慣」(25.0%)と続いた。
また、外国人社員を採用するうえでの「課題」を聞いたところ、第1 位が「言葉・コミュニケーション」(40.2%)、第2 位が「文化・習慣」(34.6%)、第3 位が「教育・研修」(30.8%)となり、外国人採用に当たって、言葉や文化の壁を越えることが企業の課題となっていることが浮き彫りになった。
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