今月のNEWS
約1000社を対象に正社員の中途採用に関する実態調査「求める人材」が見抜けている企業ほど採用で「業務に関する知識・技術」を重視
●アイデム
アイデムは、直近1 年間に正社員の中途採用面接を行った企業を対象に、正社員の中途採用に関する実態調査を行った。調査期間は2012 年6 月26 日~ 6 月30 日で、Web によるアンケート調査で1010 社から回答を得た。
それによると、中途採用の正社員を募集するにあたり、部署や役職に拘わらず、会社全体に「求める人材像」が「確立されている」と答えた企業が60.1% で、半数を超えた。しかし、求める人材像が確立されている企業で、その人材像が採用業務にかかわる従業員の間で「共有されている」と回答したのは25.2% にとどまり、
「どちらかといえば共有されている」が57.2%だった。
面接で、応募者が自社の求める人材か否かを見抜けているかを問う質問では、「そう思う」が7.2%、「どちらかといえばそう思う」が48.6%と、全体の6 割が「見抜けている」と回答。また、見抜けていると答えた企業ほど、採用のポイントとして「業務に関する知識・技術」を重視する傾向がある。一方、見抜けていないとした企業では、「態度」、「一般常識」、「年齢」などを重視する割合が高かった。
採用面接にかける労力を問う項目では、面接の実施回数、1 回当たりの面接時間、面接にかかわる人数が調査された。採用面接の回数は「2 回」が最も多く44.1%、「1 回」が34.8%となり、約8 割の企業が1 ~ 2 回の面接で合否を判定している。また、自社の求める人材を見抜けているという企業とそうでない企業では、そうでない企業のほうが、面接回数が少ない傾向にあることがわかった。
経済産業省が提唱する「社会人基礎力」の中から中途採用で入社する社員に必要な力を聞く項目では、「主体性」(76.2%)、「実行力」(71.5%)が上位となり、「課題発見力」(22.3%)、「創造力」(16.8%)などを大きく上回った。
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