社労士に聞く“職場あるある” 管理職のもやもや解決 第6回 「ソー活に協力する社員!」
円滑な職場運営は管理職の重要任務の1つ。けれども、さまざまな人が集う職場では日々問題が起こります。中には、手を出しにくいデリケートな問題も。かといって、放っておくと大事に発展することもあります。どうすべきか、もやもやと悩んでしまう管理職も多いことでしょう。ここでは、社労士のところによく持ち込まれる管理職の悩みをピックアップ。人事にも把握しておいてほしい、解決方法を紹介していきます。
今月のお悩みソー活に協力する社員!
最近はやりのソーシャルネットワークを使った就職活動。うちの社員のところにも、学生からメッセージが来て、OB/OG訪問を受けたりしているらしい。本人には良い刺激になるようだし、優秀な人材を得るために積極的に行ってほしいが、何かリスクはないのか。
放っておくと何が起きる?
最近では、「OB/OG訪問に行って社員から話を聞いたら、ブラック企業だった」というようなネットの書き込みもあります。可愛い大学生や後輩に訪問されて嬉しくなったり、協力したいと思うのは普通です。社会人経験の短い若手社員であれば、つい口が滑ってしまうようなこともあるでしょう。また、アルコールありの会食などで、不祥事があることも珍しくありません。SNSの普及で、学生が社会人にアプローチする手段が増えており、管理が難しくなっています。