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月刊 人材教育 2014年04月号

おわりに 現代の部長 何を成すべきか
「新聞を読んだり、社内をブラブラして暇そうにしている」──こんなふうに部長が映画やドラマの中で描かれたのは、いまや昔。現代では多くの部長が「プレイング部長」と化し、課長と部長の役割の違いもわかりにくくなっている。そこで、部長の本来的役割について今回の特集から振り返ってみよう。双日(44ページ)の阿部洋司氏は、「課長は部長に提案する立場ではあるが、経営に向けた企画立案の正式な権限はない。しかし部長は組織に必要なもの(事業自体とそれを行ううえで必要なもの)とは何かを考え、立案する“使命”がある」「だから部長の戦略構築力が非常に重要」と述べた。