社労士に聞く“職場あるある” 管理職のもやもや解決 第16回 「休憩時間が長い?外回りの営業」
円滑な職場運営は管理職の重要任務の1つ。けれども、さまざまな人が集う職場では日々問題が起こります。中には、手を出しにくいデリケートな問題も。かといって、放っておくと大事に発展することもあります。どうすべきか、もやもやと悩んでしまう管理職も多いことでしょう。ここでは、社労士のところによく持ち込まれる管理職の悩みをピックアップ。人事にも把握しておいてほしい、解決方法を紹介していきます。
今月のお悩み休憩時間が長い?外回りの営業
当社の営業は外回りの機会が多く、直行や直帰などの機会も多い。内勤の社員からは、外回りの営業はちょくちょく休憩を取れてうらやましいなどといった話も聞こえてくる。移動中に遊んでいるベテラン社員の噂もある。よく考えてみたら、外回りの社員が実際にどれぐらい休憩を取っているのか、自分も正確にはわからない。業務報告書を書かせているが、時間などごまかそうと思えばごまかせる。一方で、若手社員の中にはなかなか営業業績が上がらず深夜まで働いているメンバーもいる。「働き方は個人の裁量に任せ、業績で評価する」として、営業社員の勤務時間については細かく見てこなかったのだが、このままでいいのだろうか。