特集 Withコロナ時代のマネジメント テレ・マネジャーへの転換
2019年末ごろから発生し、2020年に世界中に猛威をふるい始めた新型コロナウイルス。多くの専門家が、長期の「Withコロナ時代」を覚悟する必要があると述べている。業務遂行や研修運営においても、在宅勤務や3密を避けた方法に切り替えざるをえない状況だ。
実際、2020年5~6月時点で、全国では25.7%、東京都では67.3%がテレワークを実施(パーソル総研・東京商工会議所調べ)。全国での感染者が緊急事態宣言解除後、再度増えてきており、第2波・第3波への準備のためのテレワーク導入は、広い業種業態で欠かすことができない。
だが、テレワークでは部下の働く姿が見えにくく、対面に比べマネジメントが難しい。そうした状況下でも成果をあげていく「テレ・マネジャー」とは、どんなマネジメントなのだろうか。対面がなかなか難しい状況でもチームとして結束する取り組みが必要だが、組織開発の方法とは。そして、そうしたマネジャーの育成や支援に人事・人材開発部門ができることについて、識者の知見や実務家の工夫を聞いた。