連載 調査データファイル [第31回] 雇用・人事システムの構造改革 長時間労働問題を考える②

厚生労働省の「毎月勤労統計調査」によれば、大規模事業所ほど所定外労働時間が長くなっていることが明確になっている。その一方で、年間労働時間が1980 年代後半から減少傾向にあることも示されており、前回指摘したサービス残業の蔓延が裏付けられた格好だ。長時間労働の社会的悪影響を軽減、除去する裁量労働制の導入も、思いのほか進んでおらす、定着に向けた課題も多い。

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