連載 人事制度解体新書 [第10回] 「職系」を廃止、人事制度一本化で、全社員に「成果主義」を適用。 女性の積極的登用も狙う

グローバルな経済環境下に置かれ、「資産形成・資産運用」面での競争力が強く求められている証券業界。そのようななかにあって、社員1人ひとりが金融のプロフェッショナルとして活躍の「場」を広げることが、企業成長の原動力だと日興コーディアル証券は考えている。こうした経営を実現するために実績主義を徹底し、2003年4月にはついに「総合系列・一般系列」という職系区分をも廃止してしまった。ただ、ここに至るまでにはさまざまな「成果主義」人事制度の試行錯誤があったという。この間、人事処遇制度改革の任に当たっていた人事部第一人事課長・猪瀬真哉氏に、話を伺った。

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