連載 「偶然」からキャリアをつくる 第4 回 「素睛らしい偶然が 近づきやすいように努力する」

「Planned Happenstance 理論」の提唱者であるクランボルツ教授によると、「クライエントに対して、予期せぬ出来事や偶然のチャンスについて話をするキャリアカウンセラーはほとんどいない」。確かに、一般的なキャリアカウンセラーのイメージとは、クライエントに対してこれまで職業生活を振り返させ、スキルの棚卸しをさせ、目標を立てさせ、それに向けての行動計画を立てさせるといったもの。そこに「偶然」が入り込む余地はない。しかし、伊藤忠商事キャリアカウンセリング室長の浅川正健氏は、自らの経験も含めて、「偶然」との出会いを重視するカウンセラー。彼自身の「Planned Happenstance 的」なキャリアを追いながら、彼が“素晴らしい偶然”とどのように向き合ってきたかを見てみたい。

残り:5,746文字

/

全文:7,661文字

この記事は会員限定です。
無料会員登録すると、
続きをお読みいただけます。
2,500本以上の人事・
人材開発専門記事が読める!
無料で読み放題 会員登録する
会員の方 ログイン
TOPに戻る