WAVE ISL 30 代の創造型リーダーを育成する

BRICs の台頭などにより世界規模で経済環境が激変するなか、アジアや欧米では、30 歳代・40 歳代の若い経営トップが強いリーダーシップで経済界を引っ張っている。だが、日本はどうだろうか。ユビキタス社会、少子高齢化、民営化・地方分権化など、社会経済の構造全体が大きな変曲点を迎えているのに、その流れを先取りし、グローバルな視点から新しいビジネスや組織、社会のあり方をスケッチし、自らが先頭に立って具体化していける頼りになる若いリーダーが、企業にどれほどいるだろうか。強烈な個性と情熱で未来を切り拓く一握りの起業家たちに任せていては、日本のプレゼンスを世界で支える大きな流れは生まれない。既存企業から、そのプラットフォームをテコにしながら、創造を生み出す若い人材を輩出することが必要だ。そんな危機意識をバネに始まったのが、ISLの「創造型リーダー養成プログラム」である。いま求められる創造型リーダーのプロファイルとは何か。果たして、創造型リーダーを育成することは可能なのだろうか。そしてどんなプロセスをもって育成していくのか。興味の尽きない話題のプログラムを紹介しよう。

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