連載 研修ファシリテーター入門誌上講座 第7 回 エデュテーメントの世界へ

エデュテーメント(edutainment)は、education(教育)とentertainment(娯楽)を足して生まれた言葉。「おもしろくてためになるエデュテーメント研修」を実現するためには、自分の個性を理解し、それを生かす戦略と、他の講師との交流が役に立ちます。
立体的に印象を残す
「本間先生は演劇部か落語研究会だったのですか?」
近年は、こんな質問を受けることが多くなりました。
コーチングや組織開発など、コミュニケーション系の研修の場合、講師1人で会話を再現する必要に迫られて、「1人芝居モード」に入る場合が少なくありません。
先日、ある企業での1日研修では、ざっと数えて20人ほどの登場人物(犬や鳥も入れると20人・匹・羽以上の人物・動物)を演じていました。
例えば、コーチングとティーチングを比較して概念の説明をする際に、以下のような15秒くらいの寸劇を演じる手法を用います。
上司「君が、目標をクリアするためには、どんな能力開発が必要だと思う?」【やさしくサポーティブに】