CASE2 日産自動車 女性の活用がビジネスで より高い価値を生み出す

日産自動車は、自分とは違う性別や人種などを受容する「ダイバーシティ」の精神を企業戦略のなかにしっかり位置づけている。それを社員に浸透させるのがダイバーシティディベロップメントオフィスの役割である。ダイバーシティへの取り組みはまず男女格差の解決、女性の能力活用から始まった。それは女性顧客に対して魅力的な商品開発を行い、そのマーケティングを進めていくうえで、社内の意思決定層に女性が増える必要性があるからだ。同オフィスの具体的な活動は「女性のキャリア開発のサポート」、「ワーク・ライフ・バランスの施策」、「ダイバーシティ・マインドの啓蒙活動」である。これらの活動を通じ、日産自動車が何をなし遂げようとしているのかを見ていこう。

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