連載 調査データファイル 第94回 職能・職責を重視した人事システムの必要性 産業特性と職務に則した 人事施策が技術革新を支える

バブル崩壊直後、多くの日本企業は個人別業績を重視した成果主義的な人事システムを導入し、終身雇用制度や年功賃金制度の見直しを進めた。
それから10 年が経過し、この人事システムは企業に苦い経験を残した。
その最大の原因は、自らの産業構造や仕事の特性を注視せず一様に成果主義を取り入れてしまったことにあるのではないだろうか。
経済成長が望まれる現在、成熟した日本産業界には技術革新が不可欠。
それに伴う産業構造や仕事内容の急変に人事労務部門は周到な人事システムを構築して挑むべきである。

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