連載 調査データファイル 第96回 日本の衰退が現実味を帯びてきた今、企業は何をすべきか 企業体質強化のカギは 従業員への利益還元

日本の相対的貧困率が15.7% という驚くべき数字が明らかになった。
一億総中流時代が過去のものであることは承知していても日本の衰退が現実味を帯びてきた証とも言うべき結果であろう。
バブル崩壊後の失われた10 年を経て、日本企業は不況の底から脱出し、持続的成長へとパラダイムをシフトさせたのではなかったのか。
しかし現実には、大企業の保守的過ぎる行動が目立ち、それが結果として、日本経済を負のスパイラルに陥れている。
この問題を解決するカギは、社員への利益還元と人材育成にある。

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