連載 ラーニングイノベーション Vol.13 社外での勉強会で得られるものは?
3割の動労者が、社外の勉強に参加
「あなたは、社外で開催される勉強会・交流会に参加していますか?」
この問いに対する、あなたの答えは「Yes」でしょうか、それとも「No」でしょうか。平成19年国民生活白書のデータを参照してみますと、この国の32.6%の労働者が「参加している」と答えています。
まず、この数字を、あなたは「多い」と考えますか?
それとも「少ない」と考えますか?
さらなる分析結果を見てみると、興味深いことがわかってきます。世代によって参加する勉強会・交流会の種類が異なるのです。
業種を問わない交流会・勉強会への参加は、年配になればなるほど増えていきます。逆に若い人は、そうした会に参加する人は少ない傾向があります。若い人が参加する会としては、たとえば同資格取得者を対象にした勉強会・交流会などがあります。
仕事の幅が狭い若い頃には、ホモジニアス(同種の人々が集まる)でプラクティカル(実践的)な集まりを好み、年を取って仕事の幅や人脈が広がってくると、ヘテロ(異種混交)な付き合いが増えてくるということでしょうか。