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Research
働く人のダイバーシティに関する意識調査 7割以上が「ダイバーシティへの取り組み」を重要と回答
●アデコ
世界最大の人財サービス企業であるアデコグループ日本法人のアデコは、20 代~ 60 代の働く人を対象に「ダイバーシティ」に関するアンケート調査を実施し、2017 年10 月に結果を公表した。有効回答者数は2,159 人。
「ダイバーシティ」とは、何を指しているかを問う設問では、「国籍が多様化すること」(39.2%)という回答が最も多く、次いで「性別が多様化すること」(38.8%)、「様々な価値観をもつ従業員が存在すること」(23.9%)となった。「ダイバーシティ」という言葉を知らない人は2 割以上いた。ダイバーシティには、実務に必要な能力・経験に関する「タスク型」と、性別・国籍など視覚的にも分かりやすい「デモグラフィー型」の2 種類がある。調査では後者の要素を持つ回答が1、2 位を占め、ダイバーシティを目に見える属性が多様化することと捉えている人が多いことが分かった。その他の主な調査結果は次の通り。
・7 割以上が「ダイバーシティ」の重要性を認識。役員、部長、女性がより重視している傾向がある
・約4 割の企業が「ダイバーシティ」への取り組みを行っていない
・回答者の約7 割が、「ダイバーシティ」の取り組みによる効果を実感できていない
・「多様な働き方に対応した評価制度の導入」と「柔軟な働き方」の実現支援が「ダイバーシティ」の推進に必要
・「ダイバーシティ」推進への懸念は、「人事評価」「人財の管理や育成」が難しくなること