企業事例 マイスターエンジニアリング ライブラリを徹底活用し、 「学習する組織づくり」を推進
ホテルの設備管理からメカトロニクス、新エネルギーなど幅広い分野で「社会インフラ産業の担い手」として事業を営むマイスターエンジニアリング。同社は「学習する組織づくり」の一環として、日本能率協会マネジメントセンターが提供する定額制のeラーニング・サービス「JMAM e ラーニングライブラリ(以下、ライブラリ)」を導入している。今回、同社人事部研修室の山口泉氏、楠瀬由佳子氏にライブラリの活用法についてお話を伺った。
定額で幅広いテーマを学べる
環境の変化が速く大きい時代において、社会資本を有効活用する“社会インフラ技術産業”を掲げ、自社の使命としているのがマイスターエンジニアリングだ。
同社の沿革は1969年、大阪にて創業し、1974年には大阪丸誠を設立してビル設備管理業務を開始。1991年に商号をマイスターエンジニアリングに定め、現在は「メカトロ事業」(装置の設計から製造・メンテナンスまでのトータルソリューション、半導体製造装置、医療機器、液晶製造装置、自動車産業機械等のメンテナンスなど)、「ファシリティ事業」(建物のトータル管理ソリューション、建築設備のエンジニアリングなど)、「新エネルギー事業」(産業用および家庭用太陽光発電システムの施工、省エネソリューションサービスなど)の3事業を柱に、グループ会社8社を有する企業に成長している。
同社は経営の基本として、中国の古典である『大学』の「家庭の幸福も会社や国家の繁栄も、まずは我が身を修めることから出発する」ことを大切にし、社員一人ひとりに、まず人間としての主体性を確立してほしいと考えている。そうした人材を育成するために、2年前の2015年に教育体系の整備に着手した。
同社の社員の約半分は、クライアントのもとに常駐し業務を行っている。そのため、一堂に集まって教育を受けることが難しいこともあり、PCやモバイル機器があれば場所を選ばず、いつでも学習できるeラーニングを導入した。