J.H.倶楽部

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Learning Design 2020年09月刊

おわりに “コロナ前からの課題”を浮き彫りにする With コロナ・マネジメント

Image by jessie/PIXTA

マネジャーに必要とされる新しい能力

本特集では、「Withコロナ時代のマネジメント」について、特に現場マネジャーのかかわりがどう変化していくのかを中心に紹介した。テレワークなど、働く環境や時間の個人裁量が増していくなか、現場のマネジャーにはどのような能力が求められているのか。それは、大きく分ければ、次の4つにまとめることができる。一つひとつ振り返ろう。

❶業務進捗を可視化する力

テレワークでは“ちょっとしたやりとり”が少なくなりがちなため、業務の進捗が見えにくくなる。それぞれの現場で、ミーティングや情報共有ツールなどを使い業務内容や進捗を可視化し共有をしたり、マネジャーが聞き出す機会をつくるなど、工夫が必要だ。多くのマネジャーが自ら考案した様々な工夫をしている。

❷明確に仕事をアサインする力

オンラインを前提としたチーム運営や業務遂行では、仕事のアサインが非常に重要になる。このことについては、今回多数の実務家やOPINIONから示唆があった。

なかでもコニカミノルタジャパンの伊崎公司氏(P36)は、問題なくテレ・マネジメントができているマネジャーは、「テーマや期待、ゴールなどを言語化できている」と語り、昇格時のアセスメント項目にも、「仕事のアサインメントの具体性や言語化」を加えたという。

OPINION 1、三菱UFJ リサーチ&コンサルティングの三城圭太氏(P20)は「雰囲気や空気感で業務を進めるのではなく業務の“明文化”と“外在化”が必要」だとし、そのためには自発性や、従来とは異なる新しいコミュニケーション能力(ライティングスキル、情報リテラシーなど)」がマネジャーに求められていると指摘した。

「人を知る時間」をつくり心理的安全性を確保しよう

❸ オンラインで目的共有と問いかけを行う力
❹対話で相互理解を深める力

❸と❹については、どちらも昨今注目される「心理的安全性」が鍵となる。OPINION3の中村和彦氏(南山大学教授、P28)は、心理的安全性を育むうえでは「業務を粛々と進めるだけではなく、その人らしさをお互いに知る」相互理解の機会が重要であり、具体的には、オンラインでもあえて雑談や近況報告の時間をもつことを勧めている。

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