J.H.倶楽部

無断転載ならびに複製を禁じます。なお内容は取材・掲載当時の情報です。

Learning Design 2020年03月刊

議論白熱 第11回 「残業削減」の過渡期における 課題と解決策の検討

気になるテーマを気になるあの人はどう考える? オピニオンリーダーたちの意見をご紹介します!

「残業削減」の過渡期における課題と解決策の検討

大企業の残業に罰則付き上限が導入された2019年4月以降、残業削減に向けた取り組みを行う企業が増えています。

一方、総務省の調査では推計で約300万人が、いまだに月80時間超の残業をしているとの結果が出ています。

二極化が進むなか、どのような対策が求められるのでしょうか。

01 自社の残業メカニズムを見極め現場の実情を“見える化”せよ

残業発生のメカニズムには、優秀な人に業務が集まる「集中」、自分だけ先に帰りにくい「感染」、自己有能感を感じ仕事に没入する「麻痺」、残業文化に染まった上司による「遺伝」の4つが存在する。労働時間にフォーカスした残業対策は、これらを解除しないまま、サービス残業増・管理職負担増・現場のモラール低下を起こしている。組織開発的な仕掛けが必須だが、まずは自社の現場の実情について、観察とデータによる“見える化”から始めるべきだろう。

小林祐児氏
株式会社パーソル総合研究所
主任研究員

02 単に残業を減らすだけでなく10年後を見据えた施策の検討を

大企業はおおむね労働時間の上限規制を遵守している。だが、下請の中小企業や業務委託、フリーランスにしわ寄せがいっていないか、また、「働き方改革=残業減」ではなく、その本質は「多様な人材が働きやすくなる環境を整えること」だという点を忘れてはならない。

残業規制はある意味残酷だ。会社外で学びたい人は学ぶし、何もしない人は何もしない。10年後には相当の差が生じる。企業人事は、若手のスキルアップ施策を検討するとともに、働く意義を伝えていくべきだ。

倉重 公太朗氏

こちらはJ.H.倶楽部会員限定記事です。
ご入会後、続きをお読みいただけます。

残り:622文字

/

全文:1,244文字

【入会・年会費無料】

J.H.倶楽部は人事の仕事に役立つ特典が満載です!

  1. 総数2000本以上の人事の実務に役立つ記事(※)が閲覧可能
    ※専門誌『Learning Design』(旧『人材教育』)の記事
  2. 新サービス・お役立ち情報(調査報告書・ホワイトペーパーなど)の先行案内
  3. 会員限定セミナーへのご招待/講演動画・配布資料の閲覧
  4. 興味関心に沿った必読記事を、メールマガジンでお知らせ!