第7回 「退職代行」時代の早期離職防止
気になるテーマを気になるあの人はどう考える? オピニオンリーダーたちの意見をご紹介します!
今回のテーマ 「退職代行」時代の早期離職防止
退職の意向を代わりに伝えてもらう
「退職代行サービス」が話題になっています。
賛否がある一方で、利用者は増加中。
こうした時代に人事は、社員の早期離職を防ぐために
何をすべきでしょうか。
01 企業と社員の対等な関係をつくり新しい価値観へ対応を
退職代行の利用の実態は多様で、退職が困難な職場からの利用もあれば、会話が面倒という安易な理由からの利用もある。拡大の背景には、人手不足等による辞めにくさなどがあるが、一方で雇用をコモディティなものととらえる新しい世代の増加という側面もある。「退職=悪」という風土で離職をけん制するやり方はもはや通じない。退職表明者にも成長後の出戻りを期待するなど、企業と社員の対等な関係づくりを支えることも人事の重要な役割だ。