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Learning Design 2018年09月刊

特集2│ Chapter2 │テクノロジーと1on 1 CASE 1 Phone Appli 1on1の質向上と効果測定に寄与 テクノロジーで会話の“質”を 測れる?!

Webサービスの開発・販売を行うPhone Appliは村田製作所と共同で、1on 1での雰囲気や上司・部下の感情、自己開示度など、目に見えない情報をセンサーで可視化して、会話の“質”を測る実証実験に取り組んでいる。どうしたらそれが可能になるのか。

吉田順一氏 執行役員 SFDCアライアンス事業部
北村隆博氏 営業本部 マーケティング部 部長

株式会社Phone Appli
2008年設立。「コミュニケーション改革企業No.1」をビジョンに掲げ、「連絡とれるくん(クラウド電話帳サービス)」等のクラウドサービスやアプリケーションの企画・開発・販売を行う。
資本金:2億9,300万円、売上高:19億円、従業員数:117名(2018年5月1日現在)

[取材・文]=瀧川美里 [写真]=Phone Appli提供、編集部

1on1は部下のための時間

Web電話帳アプリケーションを主軸として様々なWebサービスを展開するPhone Appliは、マネジャーの育成と部下のケアを目的として1on1ミーティングを制度化している。約100名の社員全員が自分の上司または部下と週1回、30分の1on1ミーティングを必ず行うというものだ。

同社でも1on 1は「部下のための時間」と定義されているため、話題は部下が決める。開発に携わり、自身も部下との1on1を行う営業本部マーケティング部部長の北村隆博氏は、制度の利点を次のように話す。

「部下は相談したいことがあるとき、『この話は1on 1のときにしよう』と判断できますし、マネジャーも1on1の時間はその部下のためだけに使えるので、仕事もしやすいです」

1on1終了後は、上司または部下が専用のアプリケーションを用いて議事録を作成する。この議事録に書かれた内容に関しては、上司は責任を持って取り組むことになるため、1on1に対する部下の信頼度は高い。

完全防音の1 on 1ブース

通常、1on 1は会議室などで実施することが多いが、来客や会議に使うスペースが占領されてしまう、閉鎖的な空間で緊張感のある会話になってしまうなどの問題がある。そこで同社が設けたのが、ボックス型の専用ブースである(写真1)。オフィスの一角に置かれた2台のブースで日々1on 1が行われる様子は、同社内では既に見慣れた光景だ。ガラス張りになっているため、閉塞感がないという。

「中がやや暗いので外から目立たず、視線も気になりません。ボックス内は完全防音なので、会議室よりも安心感があります。部下からも『気を使わずに話せる』と好評です」(SFDCアライアンス事業部 吉田順一氏)

ボックスは組み立て式なので、オフィス内に新しく部屋をつくる必要がない。社員数が増えてもボックスを増やすことで対応でき、移転の際には解体して持ち運ぶことが可能だ。

会話データを可視化し改善

そして、同社が現在取り組んでいるのが、センサー活用による1on 1の会話の質の可視化だ。

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