J.H.倶楽部

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Learning Design 2018年07月刊

連載 続・書籍に学ぶビジネストレンド 第1回 「キーパーソン」と「ビジネストレンド」

経営や人事を担う人材にとって、ビジネストレンドの把握は欠かせない。
1日1冊の読書を20年以上続ける読書のプロが、ビジネスを読み解く書籍を紹介する。

菊池健司(きくち けんじ)氏 日本能率協会総合研究所 MDB事業部 コンサルティングサービス部 部長
日本最大級のビジネス&マーケティング情報提供機関であるマーケティング・データバンク(MDB)所属(URL:http://mdb.jmar.co.jp/)。情報収集手法に関する個別企業・団体へのアドバイスを行ったり、セミナー講師としても活躍。モットーは「1日1冊」「週末精読」。

求められるキーパーソンの視点

人材育成担当者に対して、最新の書籍の紹介を通じて、様々な切り口におけるビジネスの捉え方を提言していく本連載。記念すべき第1回は、ビジネスを捉えるうえで非常に重要な「キーパーソンを知る」というテーマでお届けしたい。

今後はAI、IoT、自動運転等の先端テクノロジーが時代の流れを大きく変える。もちろん「働き方」も変わる。これからの時代の進化は非常に速い。10年も経てば、今では信じられないような「世の中」が眼前に広がっていることは想像に難くない。

「世の中の進化」は「ニーズの変化」を生み、「求める人材像」にも影響を及ぼす。故に人事担当者は、世の中を予見しながら、これからの自社を支える人材像を想起していかなくてはならない。

だが、不確定要素が多過ぎる現代、自分ひとりで考えるのには限界があるだろう。そこで参考になるのが、「時代を変える」キーパーソンの視点である。

過去を振り返っても、時代の変わり目には、「10年以上先を見通している」先見の明を持つキーパーソンが必ず存在していた。特定分野のキーパーソンがいれば、世の潮流を見渡すキーパーソンもいる。そのようなキーパーソンの把握が、企業力の向上につながるといえるだろう。

書籍は当然として、Web、記事、セミナー等を通じて彼らの主張を学び、人材育成・開発業務の参考にするとよいだろう。これが出来る組織は強い。

キーパーソンを見つけるポイント

ここで、筆者が注目しているキーパーソンを分類してみよう。
① 技術力、アイデア力で世の中を変える
②投資の眼力で世の中を見通す
③素晴らしい感性を持つ若き天才

①はアメリカのIT ビッグ5(アップル、グーグル、マイクロソフト、アマゾン、フェイスブック)やイーロン・マスクが筆頭格。②は世界三大投資家(ウォーレン・バフェット、ジョージ・ソロス、ジム・ロジャーズ)やピーター・ティールが挙げられる。③は、落合陽一氏をはじめ、日本にも素晴らしい若き論客が多く登場してきている。

自分軸を創るためにもキーパーソン探しは重要である。今後も随所に最新情報をお届けしていくので、どうかお見逃しなく。

次号では、「AIが世の中の何を変えていくのか」と題してお届けする予定である。乞うご期待。

バフェットからの手紙第4版

ローレンス・A・カニンガム著/パンローリング/2016年8月/2,000円+税

ウォーレン・バフェットに、自身に関して書かれた本の中で最も優れていると言わしめた1冊。彼の企業経営哲学は企業にとって示唆が多く、一読の価値がある。

マーケティングとは「組織革命」である。個人も会社も劇的に成長する森岡メソッド

森岡 毅著/日経BP社/2018年5月/1,600円+税

ユニバーサルスタジオジャパンを劇的な業績回復に導いた立役者である森岡氏が執筆した、社内マーケティング術の解説本。人事担当者にとっても興味深い1冊。

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