第6回 海外との電話会議・Web会議 藤原英理氏 あおば社会保険労務士法人 代表
働く人の価値観の多様化から「働き方」も変化し、現場の管理職の悩みも“イマドキ”なものになってきています。
そんなイマドキな悩みの解決方法を、社労士の藤原先生が紹介します。
第6回 海外との電話会議・Web会議
当社も海外の取引先が増え、現地との深夜・早朝の電話会議・Web 会議が多くなってきた。そのためだけに深夜・早朝勤務をさせるのも非効率なので、自宅で対応してもらうケースも出てきている。ただ、本人の負担もあるし、組織の労務管理という点からもリスクがあるように思う。どのような仕組みが必要なのだろうか。
海外との連絡、避けられない時差
グローバル化が進み、またスカイプの普及など通信手段が手軽になるにつれて、当たり前になってきた海外との電話会議・Web会議。そこで避けられないのは、時差の問題です。
地球の反対側と会議をするのであれば、どう時間を調整してもどちらかは通常の勤務時間からずれてしまいます。その時間に合わせて深夜や早朝に事務所にいるようにするのも非効率なので、自宅から電話会議に参加するのもやむを得ないことです。しかしながら、自宅での仕事は従業員に大きな負担をかける可能性もあります。こういう場合、企業はどう対応すればいいのでしょうか。
問題を解決する具体策とは!?
ここでは、通常の勤務時間からずれるという「時間」の問題と、オフィス以外で業務をするという「場所」の問題が同時に発生しています。