歴史は雄弁に語る 21世紀初頭10年の人づくりを振り返る

21世紀も10年が過ぎようとしている。1990年代初頭のバブル崩壊から持ち直し、明るい兆しが見えてきたところで起きたリーマンブラザーズの破綻。
激変するビジネス環境は、企業に、何が起きても動じない足腰を鍛えることを学ばせたといっても過言ではないだろう。
国内市場も飽和し、日本企業はもはや受身でいることを許されない。
では今後、日本企業はどのような経営戦略を採り、その戦略を実現する人づくりや、人が育つ環境を整えるべきなのか。
それを探るには、過去を振り返り、反芻・反省しておくことが有効である。
そこで、21世紀のこの10年の経済環境と、企業が求められた人事施策、人材育成や環境づくりの大きな潮流を、識者や実務家の意見なども交えて整理する。
そして、日本企業が忘れてはいけない本質的な人づくりについても問題を提起し、「日本的人づくり」とは何かを浮きぼりにして、次の10年につなげたい。

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