重重無尽 最終回 エリート教育の弱点をお笑い芸人に学ぶ
小さい頃から、コントや漫才を見ていて、自分が面白いと思ったものを“アハハ”と笑って済ませられず、“なぜ面白いんだろう?”と考えてしまうタイプでした。きっと自分は研究者向きなのだろうと考え、早稲田大学では言語学を専攻。学部から博士課程までトータルで14年間通い、“言葉によって、どのように笑いが生まれるのか?”といったアプローチから笑いを考察していました。“笑いと言語”の研究は、これからもずっと続けていくつもりです。
人前でお笑いをやり始めたのも、早稲田在学中です。“やること・考えること・見ることは、すべてつながっている”という持論があって、研究するだけでなく自らもやってみよう……と。