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優良工場表彰制度「2014年度(第4回)GOOD FACTORY賞」ダイキン工業他5社・5工場に決定
●日本能率協会
日本能率協会は2014年度の「GOOD FACTORY賞」を決定した。日本およびアジア地域に進出している製造業の生産性や品質の向上、改善活動に成果を上げた工場を表彰するものだ。2011年に創設し、今年で4回目。今回はダイキン工業、東レ、日本電気、日立金属、ミスミグループ本社の5社・5工場が受賞した。
表彰部門は、以下の4つである。
■ものづくりプロセス革新賞:工場・事業所の“ものづくりプロセス”が、総合的に改善・強化されている事例。IE(Industrial Engineering)改善、ITの適用、品質保証、工程改善、SCM(Supply Chain Management)改善、JIT(Just In Time)、調達革新、物流革新、自動化など
■ものづくり人材育成貢献賞:質の高いものづくりを実現するための“人材育成”に組織的に取り組んでいる事例。全員参加の改善活動、技能伝承、能力開発への取り組み、従業員育成など
■ものづくりCSR貢献賞:ものづくりを側面から支える“CSR”に積極的に取り組んでいる事例。CSR、環境対応、省エネ、福利厚生、地域社会との結びつきなど
■ファクトリーマネジメント賞:総合的にレベルが高く、バランスのとれた“工場運営”が行われている事例。
大金空調(中国・上海、ダイキン工業)は、ファクトリーマネジメント賞を受賞。評価ポイントは次の通り(以下同)。
・現地メンバー自立のため、「士気」の向上を最重視して推進した
・年間1000品種の新製品投入を効率的に実現できる、多品種混合生産方式を構築。事業戦略と一体化した工場革新を進めた
・製造・販売・研究が連携した工場革新を推進(Design Review、品質管理、生産管理など)
同じくファクトリーマネジメント賞を受賞したのは東麗塑料(中国・深圳、東レ)。