ヒトのコトは全て人事の仕事 “お客様に尽くす従業員”のために
2011 年1 月現在、首都圏を中心に358 店ものファミリーレストランを運営するジョ
ナサン。そこでは1 万3000 人を超えるクルー(アルバイト、パートのスタッフ)が働
いている。今回、同社の人事部を訪ね、仕事の内容や大切にしている考え方などを伺った。
コンプライアンス教育に注力
ジョナサン人事部の仕事は、給与サービスから店舗データの収集、フランチャイズ店支援や社内報作成など、多岐にわたる。これらの業務に臨む心構えについて、人事部の織部始部長は、次のように述べる。
「本部人事は、いかにお店の従業員をバックアップするかを第一に考えています。私自身店舗業務を16年ほど経験しましたから、お店のスタッフの気持ちやエリアマネジャーの気持ちなど、現場の気持ちがよくわかります。現場の最前線でお客様のために頑張っている従業員をサポートするのが仕事です」
教育に関しては、現在、営業推進部とのすみ分けがなされている。人事部が担当しているのは管理職育成や、労務研修、法務研修など。現在特に力を入れているのはコンプライアンス教育だ。
「コンプライアンスについては、すかいらーくグループとして再上場をめざしていることもあり、最も重要なテーマと考えています」
管理職教育にも注力している。P/L(損益計算書)やB/S(貸借対照表)など財務諸表の読み方や労務管理など、店舗運営に欠かせない経営的視点を身につけてもらうためだ。
業務の見える化で問題発見
同社人事部では、2010年から業務の見える化を推進している。