連載 知的な毎日が人生を変える [第11回] 知的な手帳活用術(2)
前回は、手帳の改良について説明した。参考になることがあっただろうか。手帳は、万人向きの仕様になっている。それに工夫を加えて、使い勝手の良いものに変える。今回は、その続きを説明したい。
1. 小さなスペースの有効活用
手帳のページ上部分には、約1センチほどの空きスペースがある。ここは今週やるべきことのプライオリティー1 ,2を記入している。見開き2ページの左側(週間スケジュール欄)には、優先順位の1番を。右側(メモ欄)には、2番目の仕事を入れる。
例えば、私の今週のプライオリティーはこうなっている。○印は実施し九時点で、●印に変える。
○[人材教育]連載第11 回:手帳の改造執筆
○「知だらけの学習塾」第2部の推敲
このスペースは、週間「のるま」をチェックするのに便利である。「のるま」という言葉は、シベリアに抑留されていた人が日本に持ち込んだものだ。一定期間に一定の成果を上げる。何とも忌まわしい単語だが、自分に課した「のるま」の進捗管理にはうってつけのスペースである。
私か企業人時代は、「読書録」として活用していた。企業人のころは、1週間に2冊が目標だった。これ以上増やしてしまうと、書くための時間が取れなくなる。つまり、本体の上のスペースは、読書の進捗管理に使っていたのだ。