連載 人事制度解体新書 第15 回 「職務」を重視した複線型人事制度を導入。 メリハリのある処遇で、「専門家集団」を目指す

スーパーマーケットの仕事は、3K型の力仕事と思っている人が少なくない。しかし、お客さまの立場に立って品質の高い商品を提供し続けるためには、現場の仕事自体が「知識集約型」である必要がある。つまり、いわゆる「専門家」がどれだけいるかで、実は店舗の成績に大きな差が出てくるのだ。そして、それを実現しているのが、消費不況のなかにあって、好業績を上げているクイーンズ伊勢丹である。このような「専門家」を育てるべく、「職務」に機軸を置いた「新・人事制度」導入の任に当たった取締役人事部長・小倉昌則氏に、その内実について詳しく話を伺った。

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