海外情報 アジア アクションラーニングフォーラム イン ソウル 報告
アクションラーニングのアジア地域での研究と事例を発表する「アジアアクションラーニングフォーラム」が2006 年10 月26 日、27 日の両日、韓国ソウルで開かれた。GIAL(世界アクションラーニング機構)とLG電子、韓国成人生涯教育協会のサポートで、LG 電子のラーニングセンターに、アジアを中心に8 つの地域【韓国、中国(上海、香港)、シンガポール、マレーシア、パプアニューギニア、日本、米国】から50 名強の参加者が集まり、アクションラーニングのアジアにおける各国での取り組みや体験と見識を共有し、交流を深めた。アジアでのアクションラーニング実践の報告を含め、フォーラムをレポートする。
アクションラーニング実践の共有の場
フォーラムの冒頭、GIAL プレジデントのマーコードジョージワシントン大学大学院教授より、アジアアクションラーニングフォーラムの意味と目的について、以下のような話があった。
「アクションラーニング(AL)は今や高等教育機関、大学教育、企業、官公庁、そして地域社会へと広がっています。これからその規模はさらに拡大するでしょう。そして今回集まった参加者によって、現在の取り組みを共有し、情報交換するなかで、さらに新しい考えを生み出していけることを期待しています。本日は総勢50人以上がアジア各国から集まりました。もちろん各セッションでの報告もありますが、フォーラムを通してのコミュニケーションはより重要です。このフォーラムで、お互いに知り合い、刺激し合い、そして新しい考えを生み出し、そしてそれをアジア各国へ、世界へと広げていこうではありませんか」