特集がもっとわかるHRD用語辞典
今月のテーマ: メンタルヘルス
■4つのケア
旧労働省が2004年に発表した、企業が実施すべき従業員のメンタルヘルス対策。基本指針を「心の健康づくり対策」としてまとめ、その主要項目を以下の「4つのケア」に整理し、これらが密接に連携され、継続的、計画的に取り組まれることが望まれるとした。
① セルフケア:従業員自身が行う活動。企業はこれを支援する。
② ラインによるケア:管理監督者が行う活動であり、職場環境の改善、従業員の心の健康に対する日常的配慮と相談などが含まれる。
③ 事業場内産業保健スタッフ等によるケア:社内の産業医や人事労務管理スタッフなどによる活動。心の健康づくりのための計画を策定し、促進すること。また、セルフケア、ラインケアを支援することが定められている。