企業事例 富士ゼロックス Senior’s Voice 個人と企業の幸福な関係
同社人事部人事グループキャリアフロンティアセンターに勤務する石坂猛次氏は、現役時代「ダブルジョブ・プログラム」を活用した1 人。定年にあたっては「再雇用コース」を利用した。
「もともと営業畑でしたが、ダブルジョブ・プログラムを知って飛び付いた。もうパクリという感じでした(笑)」
40歳の時、カウンセリングの勉強を始めたという石坂氏。きっかけは、子どもが不登校になった知人に何もアドバイスできない自分を歯がゆく思ったこと。また石坂氏自身、職場で上司と部下の板ばさみとなり、悩んでいたことも契機になった。その後、大学に学士入学、さらに、大学院の通信課程に進み心理学を勉強、関連資格も取得している。だが、勉強したことを仕事の中で活かせるチャンスはそうない、ボランティアとして社外で活動するしかないと考えていた。