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月刊 人材教育 2016年12月号

今月のNEWS

Information

「過労死等防止対策白書」公表 過労死等の現状や防止に向けた施策を取りまとめ

●厚生労働省

厚生労働省は2016 年10 月、過労死等防止対策推進法に基づく初の白書を取りまとめ、公表した。

白書では、過労死等防止対策推進法が制定に至るまでの経緯や、過労死等の実態を解明するための調査研究(労働者の労働時間だけでなく生活時間の状況など、労働・社会面から見た調査や、労災認定事案のデータベース構築など)を記載。また、過労死等防止対策に取り組む民間団体の活動をコラムとして紹介している。

過労死等防止の対策としては、長時間労働削減のための周知・啓発、メンタルヘルスケアに関する周知・啓発、労働条件に関する相談窓口の設置、産業医等相談に応じる者に対する研修などが挙げられている。また、過労死等防止対策推進シンポジウムの開催や民間団体の活動に対する支援についても言及。例として、過労死等の防止啓発のためのパンフレットに、各種相談窓口として、行政機関に加え民間団体の窓口を掲載し、その活動を周知するとしている。

白書の本文は、厚生労働省ホームページの下記のURL からダウンロードできる。http://www.mhlw.go.jp/wp/hakusyo/karoushi/16/index.html

問い合わせ

厚生労働省 労働基準局 総務課 過労死等防止対策推進室

TEL:03-3595-3103

Research

「勤労生活に関する調査」結果 「終身雇用」支持が過去最高の約9割に

●労働政策研究・研修機構

労働政策研究・研修機構は雇用慣行や将来のキャリアに関する意識を探る「第7回勤労生活に関する調査」を実施し、2016 年9月、結果を発表した。特別テーマとして「全員参加型社会」についても聞いている。調査対象は全国の20 歳以上の男女4000 人。

それによると、「終身雇用」を支持する者(「良いことだと思う」「どちらかといえば良いことだと思う」の合計)の割合は、調査を開始した1999 年以降、過去最高の87.9% で、「組織との一体感」「年功賃金」を支持する割合もそれぞれ、88.9%、76.3% と過去最高となった。いわゆる日本型雇用慣行を支持する人の割合が増加していることが分かる。特に2007 年以降、20 ~ 30 歳代で「終身雇用」「年功賃金」を支持する割合が急激に伸びており、今回の調査では年齢階層による違いがあまり見られなくなった。

「望ましいキャリア」について聞いてみると、1 つの企業に長く勤め管理的な地位や専門家になるキャリアを望む者(「一企業キャリア」)の割合が50.9% と過半数を超えた。2007 年調査では年齢階層別で最も支持率が低かった20 歳代が、今回調査では54.8% と最も高い支持率となっている点が目立つ。

女性の「職場進出」「社長」「管理職」が増えることに抵抗を感じる割合は、1 割前後。男女別に見ても差はわずかとなっている。「乳幼児を他人に預けて母親が働きに出ること」については、「抵抗感がある」(48.6%)と「抵抗感がない」(48.4%)がほぼ拮抗している。これも男女で大きな差がなく、女性でも「抵抗感がある」が47.3% と過半数に迫る水準となっている。

問い合わせ

労働政策研究・研修機構 調査・解析部

TEL:03-5903-6282

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