J.H.倶楽部

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月刊 人材教育 2010年11月号

フレームワークを最強の味方にする方法

ここまでは、「考える力の本質」について考察してきた。
では、実務において「考える力」を最大限に発揮し、より仕事の質を高めていくには、どんな手法が最適なのか。
そこで着目されるのが「フレームワーク」である。
フレームワークを適切に選ぶことさえできれば、効果的に使いこなすことができる。そのポイントを紹介する。

吉澤準特(よしざわ・じゅんとく)氏
外資系コンサルティングファーム勤務
外資系コンサルティングファームで、ビジネスからシステムまで幅広くコンサルティングを行う。専門分野はシステム運用改善をはじめとするインフラ領域。著書に『フレームワーク使いこなしブック』(JMAM)、『最新会議運営の基本と実践がよ~くわかる本』(秀和システム)がある。
取材・文/西川 敦子

仕事の目的がわかればフレームワークが決まる

企画や業務改善など、さまざまなシーンで日常的に登場するフレームワーク。今や、ビジネスパーソンにとって不可欠の知識といえる。そのフレームワークを日本語に直訳すると「枠組み」。現代はあらゆる仕事が枠組み化している時代ということができるだろう。

一方で、悩みも聞かれる。「フレームワークの知識はあるが使いこなせない」というものだ。原因はどこにあるのか?

一言でいえば「仕事の目的を見失っている」ためだろう。上司や顧客から何を要求され、何をアウトプットすればいいのか――これがわからなければ、必要なフレームワークが何かもわからない。何のための仕事なのか、しっかり考えて欲しい。

これだけ!知っておくべきフレームワークの基本

使いこなせない人は、フレームワークの基本を知らないことも多い。そこでまず、フレームワークは2つの目的のためにあるということを知っておいて欲しい。1つは「内向きの情報整理」。自分の頭の中を整理し、作業の効率化を図るため。もう1つは「外向きの情報整理」。他者に向けて情報を整理して伝え、課題解決を行うためである。

次におさえておくべきは、以下に挙げる6つの基本フレームワークだ。実は、世の中にあるフレームワークは、これらを発展させたもの。つまりこれさえ理解すれば、ほとんどの場面に対応できるというわけだ。

MECE

漏れなくダブリなくデータを分類する。フレームワークでは、定義された情報しか整理できない。ここで情報を漏れなく挙げることが重要になる。

ロジックツリー

樹形図の形で物事を整理する。課題解決に用いることが多い。ステップは2つ。「なぜそうなるのか(Why)」「だからどうなるのか(SoWhat)」。課題解決が可能な単位まで分解する。

KPI

評価軸を設けることで情報をシンプルに比較、判断できる。マトリクスや帯状のバーなどで図示。

PDCA

「Plan(計画)Do(実行)Check(確認)Action(改善)」。過去の仕事をサイクル化し、方向性を修正。継続的な改善を定着化できる。

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