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月刊 人材教育 2014年08月号

社労士に聞く“職場あるある” 管理職のもやもや解決 第17回 「無断欠勤する社員」

円滑な職場運営は管理職の重要任務の1つ。けれども、さまざまな人が集う職場では日々問題が起こります。中には、手を出しにくいデリケートな問題も。
かといって、放っておくと大事に発展することもあります。
どうすべきか、もやもやと悩んでしまう管理職も多いことでしょう。
ここでは、社労士のところによく持ち込まれる管理職の悩みをピックアップ。
人事にも把握しておいてほしい、解決方法を紹介していきます。

藤原 英理(ふじわら えり)氏
あおば社会保険労務士法人代表。東京大学大学院修了後、大手製薬会社で研究職に従事。93~97年米国在住。帰国後、2000年大手証券会社に入社。社会保険労務士、CFPの資格取得。03年に独立、04年から現職。

[文] = 柳本 友幸 [イラスト] = 秋葉 あきこ

今月のお悩み無断欠勤する社員

事務スタッフのAさんは調子が悪く休みがち。特に仕事で注意された翌日には体調を崩して休むことが多い。最近では退職も考えていると周囲にもらしたりしているという。急に抜けられても困るので、本人と面談してもう少し頑張ってほしいと伝え、引き続き働いてもらっていたのだが、今週は「調子が悪くて今日は休む」という連絡があった後、次の日は無断欠勤。体調が悪いのに会社から連絡をするのはあまりよくないようにも思うが、放置しておいていいとも思えない。どうしたらいいだろうか。

放っておくと……

社員が無断で数日欠勤した場合は、下記のような順番で対応することになります。○安全確認、つまり本人が重体になっていたり、何らかの事故に巻き込まれるなどしていないか確認する。○単なるサボりならば記録を残しておき、注意をする。○無断欠勤が続き全く連絡が取れない状態なのであれば、退職手続きを検討する。まずは万が一の事態に備えましょう。無断欠勤は基本的に異常事態です。本人がサボって無断欠勤しているのならともかく、事故や事件に巻き込まれていたり、重体になり連絡できなくなっている可能性もあるので、上司が本人に連絡しなくてはなりません。実際に何も連絡をせず放っておいたところ、自宅で重体になっており、社員の家族との間で「なぜもっと早く連絡しなかったのか」とトラブルになった事例もあります。また、長時間労働や職場での問題を苦に自殺未遂をしていたというようなケースもあります。

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