J.H.倶楽部

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月刊 人材教育 2015年05月号

ID designer Yoshikoが行く 第95回 仕事に活きる 旅を楽しむ5つのコンピテンシー

寺田 佳子(てらだ よしこ)氏
ジェイ・キャスト執行役員、IDコンサルティング代表取締役、日本イーラーニングコンソーシアム理事、IT人材育成事業者協議会理事、eLP(eラーニングプロフェッショナル)研修委員会委員長、熊本大学大学院教授システム学講師、JICA‒NET ID Seminar講師、ASTD(米国人材開発機構)会員。著書に『学ぶ気・やる気を育てる技術』(日本能率協会マネジメントセンター)など
http://yoshiko.teradalive.net

怒涛の新人研修も山を越え、ようやくひと息ついた頃、魅惑のパラダイスのように目の前に現れるのがゴールデン・ウィーク。今年は5連休!いや上手く調整すれば9 連休?という素敵なカレンダーを眺めるだけで、頬が自然と緩んでくる。

だいぶ疲れも溜まっているし、新しい環境でのストレスもハンパない、ここらでリフレッシュしないと夏までもたないな、と言い訳を並べたあげく、

「そうだ、どこか、行こう!」

とひらめいた時、あなたは、どんなアクション・プランを立てますか?

何はさておき、ネットでおススメスポットを検索。続いて近くの口コミ評価の高い宿を予約し、ついでに行列のできるお店もチェック、最後に定番土産をリストアップ。後は、計画通りに移動すればカンペキ~!

って、これ、仕事をしている時と全く同じ思考パターンじゃありません?

発見する旅をしよう

「どこか遠くへ行きたい」という想いには、物理的な距離感よりも、精神的な距離感、つまり『非日常のはるか彼方の世界』への憧れが大きいはず。

「ならば、『ほんとに美味しい』『なるほど、キレイだ』と、ガイドブック片手に効率的に“確認する旅”ではなく、『へぇ、こんな愉快な人たちがつくっているんだ』『あぁ、なんて気持ちいい風だろう』と、五感をフルに使って“発見する旅”をしなくちゃ、もったいないでしょう?」

と語るのは旅の達人、JTB パブリッシングの青木洋高さんだ。

青木さんは、学生時代から大の旅好き、本好き。バックパックを背負っては国内外を歩き回り、旅先の本屋で、ローカルな出版社がつくった郷土愛溢れるふるさと本を見つけるのが無上の喜びだったという。やがてスキなことがシゴトになり、電子書籍の時代が到来。「一人ひとりの旅人のための、世界にひとつのマイ・ガイドブックがつくれたら」という長年の夢が、この春に全国展開を開始した電子書籍サービス「たびのたね」(運営会社:JTBパブリッシング)として実を結んだのだ。

このサービスで提供する電子書籍には、メジャーなガイドブックや人気雑誌の旅特集はもちろん、青木さんが歩いて見つけた個性豊かなご当地本も豊富。豚が放牧されている豊かな森の物語など、一杯のどんぶりに溢れるストーリーを綴った「十勝の豚丼」や、「札幌ラーメンをつくる人」の仕事ぶりにこだわった一冊など、ひと味違う旅への期待が膨らむラインナップ。さらに、好きな本の好きな記事だけ購入し、自分で編集して、マイ・ガイドブックをつくれるようにしたのだ。

HeadよりHeartを動かす

そんな青木さんとの旅話の中で発見した「旅の醍醐味を味わうための5つのコンピテンシー」をお教えしよう。

①旅したい本当の理由を分析しよう(旅の分析力)

最近人気のあそこに行きたい、だから旅に出る。こんなふうに、まず行き先から決めてしまうのは、インストラクショナルデザインの観点から言うと「見かけのニーズ分析」しかしていないことになる。

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