J.H.倶楽部

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月刊 人材教育 2015年04月号

グローバル調査レポート 第11回 ~海外の優秀なリーダーはどのようにして誕生するのか~ 世界のリーダー育成のアプローチを学び、結果につながるリーダーシップ開発を探る

グローバルでリーダーシップ開発に優れた企業では、
どのようなアプローチでリーダー人材を育てているのか。日本企業においても、
グローバルで活躍できるリーダー人材の育成が経営課題となっている今日。
リーダーシップ育成の先進企業に共通する特徴を明らかにし、
日本企業における課題克服のカギを探った。

水上みさ(みずかみ みさ)氏 ヘイグループ PR&マーケティングマネジャー
早稲田大学教育学部、ボストン大学コミュニケーション学部大学院卒。日本企業、米国系グローバル企業を経て2013年5月より現職。日本におけるヘイグループの活動への認知度を高めるためのさまざまな情報発信に従事。

調査概要
■調査名
「ベストリーダーシップ企業調査 2014」
■実施
2014年~
■参加企業数・参加人数
115カ国 2100社 1万8000人、うち日本企業56社(外資系企業の日本法人を含む) 559人が参加
■調査方法
オンライン方式で、質問に対し各階層(経営者を含む)の社員が自社について回答。またベストリーダーシップ企業にふさわしい会社への投票を依頼

Reported by HayGroup

1 はじめに

この調査ではリーダーシップ開発に優れた企業のトップ20を「ベストリーダーシップ企業」としてランクづけすると共に、それらの企業の特徴を分析している。2014年調査のトップ20は図1の通りとなった。

さらに、日本企業全体の平均とトップ20、および世界全体の平均を比較した。それにより見えてくる日本企業に共通の課題と、課題克服のヒントとなるベストリーダーシップ企業のアプローチを報告したい。想いや形はあるが結果が伴わない

2 日本企業の傾向

まず、「全ての階層でリーダーシップ人材が育っているか」を問う設問に注目してみたい。日本企業は、トップ20にもその他の企業の世界平均(以下世界平均)にも大きく後れをとっていることがわかる。(図2 設問1)

ただ、グローバルな人材に関しては、トップ20に近い水準の関心を持っており、人材登用のための計画・評価のプロセス、育成への投資、ハイポテンシャルな人材の特定に関しては、世界平均を超える結果となった。(図2 設問10、18、2、19)

一方、経営幹部が育成に費やす時間、育成につながるキャリアパスや職務の提供、社員のキャリアに関する理解の面に目を向けると、世界平均を大きく下回っている。(図2 設問21、14、17)

このことから、「リーダーシップ開発に強い想いはあり、そのための仕組みも整えているものの、リーダーを確実に育成するための実質的な取り組みが十分ではない」という日本企業の実態がうかがわれる。

3 ベストリーダーシップ企業

トップ20の特徴とは

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