J.H.倶楽部

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月刊 人材教育 2012年06月号

Opinion 1 社会を創り上げる人間力は社会の中で育てられる

「人間力」は多くの人に語られ、解釈もさまざまに異なる。そこで、1つの指針として、2003年に教育、産業、労働・雇用の関係者が集まって討議した「人間力戦略研究会」の議論、定義を取り上げたい。当時研究会の座長を務めた東京大学大学院の市川伸一氏に、教育界の立場から、人間力とは何か、そしてどう高めれば良いかを聞いた。産官学の壁を超えて論じられた人間力の議論から、企業も多くを学ぶことができる。

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プロフィール

市川 伸一(いちかわ・しんいち)氏
1977年東京大学文学部卒業。1980年、同大学院人文科学研究科博士課程中退(心理学専攻)。1988年文学博士。埼玉大学、東京工業大学を経て、1999年より現職。専攻は認知心理学、教育心理学。2002~2003年に、内閣府が設置した人間力戦略研究会の座長を務めた。著書に『考えることの科学』(中央公論新社/刊)、『学力から人間力へ』(編著、教育出版/刊)、『学ぶ意欲の心理学』(PHP出版局/刊)など多数。

[取材・文・写真] = 石原野恵