J.H.倶楽部

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月刊 人材教育 2013年04月号

めざせ☆経営型人事 書籍に学ぶビジネストレンド 第1回 知らずにはすまない「マーケティング」

ビジネスのトレンドを知っておくことは、経営や人材を考えるビジネスパーソンにとって必須。
本連載では、データバンクに勤め、1日1冊の読書を20年以上続けてきた、情報のプロが最新のビジネストレンドと、それを自分のものにするためのお薦めの書籍を紹介する。

菊池 健司(きくち けんじ)氏
日本最大級のビジネス&マーケティング情報提供機関であるマーケティング・データ・バンク(MDB)所属(URL: http://mdb.jmar.co.jp/)。人事・研修関連セクションでは社員選抜研修の一環でMDB利用する傾向が増加中。顧客とのコミュニケーションにおいては豊富な知識が欠かせず、読書を通じてさまざまな分野の情報を貪欲に収集している。モットーは、「1日1冊」「週末精読」。
E-mail:kenji_kikuchi@jmar.co.jp

会社の人材育成を担う皆様は「ビジネストレンドの変化」から、「時代の変化」を読み、そこから「求められるスキルの変化」を他の誰よりも敏感に感じ取っておかなくてはならない大変な立場にある。そこで、本連載では、毎回人材育成の責任者・担当者の皆様がこれから注目しておくとよいビジネストレンドを紹介し、それを理解するためのお薦め文献を紹介していく。筆者は、多くのビジネス情報ニーズが日々大量に集まってくる職場に勤めており、長きにわたり、ビジネストレンドの変化を目の当たりにしてきた。その知識と20年以上続けた1日1冊の読書を皆様のお役に立てていただければ嬉しい限りである。さて、記念すべき第1回目のテーマは「マーケティング」である。

日本能率協会が毎年実施している「経営課題調査※」によると、事業構造改革の戦略対象として、「販売・マーケティング戦略」が断然高い数値を示しており、各企業が重視していることが伺える(この調査はご覧になることをお勧めする)。「マーケティングが重要だ」というのは日本企業の共通認識だが、一方で、「マーケティング」とは何かを明確に理解できている人がどれくらいいるだろうか。曖昧に解釈されているケースが多いように思う。だが、好業績の企業や社員が生き生きと活躍している企業には全て、「マーケティング戦略の成功」と「マーケティング理念の浸透」がある。「マーケティング」は、業種・分野を問わず、企業の意思決定にかかわる非常に重要なビジネススキルであり、ビジネスパーソンにとって、「よく知らない」では済まされないのである。

さらに、人材戦略・人づくりも、広で捉えればマーケティングの一環といえ、「マーケティング」を知らずして、育成を語ることはできない。それでは、どうやってマーケティングを理解すればいいのか。ここでは、新しい文献からピックアップしておいた。書籍の他、マーケティングをうまく展開していると思われる企業の経営者が執筆した文献やインタビュー記事もぜひ読んでおくとよい。繰り返しになるが、「マーケティング」の成否は企業活動の成否につながることは明白。だからこそ、関心のある方も、正直あまりなかった方も絶対に学んだほうが良い。楽しくも厳しい?華やかだけど泥臭い?マーケティングの世界へようこそ!

1『産業財マーケティング・マネジメント( ケース編)』

マイケル・D・ハット+トーマス・W・スベイ著白桃書房/3990円/2012年7月産業財・生産財のマーケティング文献は消費財と比較するとかなり少ない。本書はケーススタディが豊富で読みやすい貴重な1冊。

2『コトラー&ケラーのマーケティング・マネジメント〈第 版〉』

フィリップ・コトラー+ケビン・レーン ケラー著Pearson Education Japan for JP/8925円/2008年4月名著中の名著。分厚さに圧倒されるが、しっかり学んでおけば後々大きな財産になる。初版は1968年で古典に入るが、時代に合わせ、内容が増強されている。

3『ザ・マーケティング( 基本編()実践編)』

ボブ・ストーン+ロン・ジェイコブス著/神田昌典監訳

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