J.H.倶楽部

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月刊 人材教育 2014年01月号

特集 2030年を見据えて これからのHR展望

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プロフィール

非連続的な成長


「『滅ぶ時』は、今成功しているものに固執している時」「人事は企業の変化を加速させなければならない」――新春特別対談のソフトバンクの青野史寛氏とサイバーエージェントの曽山哲人氏の言葉だ。時代の先端を行く企業を支える人材開発部門として、お二人が変化に対してどれだけ真摯に取り組んでいるかがわかる。
変化に対する敏感さは、人それぞれ違う。グローバル化やIT化、SNSの影響を肌で感じる人もいれば、そうでない人もいる。人により変化をどう体感しているかはさまざまだが、我々は今、コミュニケーションのとり方や、何を大切にするかという価値観といった、生き方・働き方の根本にかかわるような変化に直面している。
物事が根本から変化する時、これまでのルールは通用しなくなる。現状の延長線上にいても成果は出せないのだ。どこかで飛躍しなければならない。今、人材開発部門に迫られているのは、非連続的な成長である。


個別解を探す


では、どのような成長を遂げるべきなのか。大きな変化のうねりの中にあって、共通となるような“解”はない。グローバル化1つとっても、モノだけの魅力で各国の顧客を惹きつけられる製造業なのか、それとも各地域のソーシャルシステムを理解し、ネットワークを活用しなければならない業種なのかによって、必要な経営者の質やグローバル人材は全く異なる。
個々の企業が、個別解を探すことが重要である。人材開発部門も同じだ。それが担当者としての、今後のキャリアにも大きくかかわってくるだろう。
ただ、大きな方針として、冒頭の対談で述べられたように、人材開発部門が経営の変化を加速させるような存在になること、社員を変化に慣れさせ、変化に巻き込んでいき、経営のパートナーになることは、今後求められる姿として挙げられる。
これまでの人材開発のあり方は、研修の実施やモチベーションマネジメントといったことが中心だったかもしれない。
そこから、どう非連続的な成長を果たし、経営のパートナーになるのか。2030年を見据えて、人材開発部門としてのあり方を考えてみてほしい。