連載 知的な毎日が人生を変える 【第6回】 知的な毎日のゴールは「発信する」こと

知的な毎日は、本当に人生を変えるのだろうか。何人かの読者から、同様のメールをいただいた。この連載のゴールは、「発信する」こととしている。知的な毎日の積み重ね。その成果物は、だれかに向けて発信しなければ完結しない。
最近、「知だらけの学習塾」という原稿を書き上げた。この連載がきっかけで、一冊の本にまとめようと思ったのだ。書き上げてみると、400 字詰め原稿用紙で300 枚になった。この連載が1 回につき7枚程度だから、何と40 数回分のボリュームになる。
「はじめに」の一部を紹介したい。この連載の趣旨が明確になると思う。
1. 趣味が本業に
塾長はサラリーマン時代に、一念発起して自己変革している。怠惰な生活と決別し、会社以外に夢中になる「時間」を持ったのだ。その積み重ねがあったため、退職後も著述や講演で細々と生活を維持している。趣味の世界が本業になった。そんな秘密を明らかにしてみたい。
きっかけは、読書だった。そこから始まって、書評で原稿料をいただけるようになり、ビジネス書まで出版することになる。自らのホームページを作成し、多くの方に向けて発信するようにもなる。
二足のわらじという言葉がある。塾長はそれを実践していた。もちろん、会社がそれを容認してくれていたからできたことだ。
会社勤めをしながら、私的な時間を充実させる。大変だっただろう、と思われるかもしれない。そんなことはない。楽しみながら、少しずつ生活を変えることができた。「知だらけの学習塾」では、そうしたノウハウをたっぷりと紹介したい。