J.H.倶楽部

無断転載ならびに複製を禁じます。なお内容は取材・掲載当時の情報です。

月刊 人材教育 2017年05月号

40代のリアル【個人編】 人生いろいろ 40代もいろいろ

「40 代」はベテランだけに、人それぞれ環境や状況が異なる。
マネジメントする人、マネジメントされる人、
男性・女性、配偶者や子どもがいる人・いない人―。
それぞれどんな思いや価値観を抱えて、仕事をしているのだろうか。
4 名の40 代たちに、少しだけホンネや体調の変化などを聞いてみた。

Image by MuchMania / Shutterstock.com

■専門家としてのキャリア構築

2010年からシンガポールに駐在中です。専門はアジア太平洋州市場の為替や金利動向調査。この分野の専門家は少ないのでメディアへのコメント・寄稿の仕事は自分に集中しています。管理業務の傍らセミナー講師を務めることも多く、昨年の講演は350件を超えました。

「喋り」「執筆」「アジア」のスペシャリストとして注目され始めたのは40代に入ってから。学生時代に演劇サークルで脚本を書き、役者として舞台に立っていたことが、書く力や話す力の基礎になったと思います。ただ社会人になってからもラジオドラマの脚本やブログなどを書き続けており、Amazonのレビューも累計2500本ほど投稿しています。

■滅私奉公ではなくWin-Win

「アジアの専門知識を武器にできる!」と直感したのは、1997年のアジア通貨危機の時。為替ディーラーとして働いていたのですが、まさに職場で見聞きしていることがTVや新聞でどんどん報道され始めた。自分の仕事と時代の動きが同期し始めたことを肌で感じました。ディーリングは取ったり取られたりの苛酷な仕事ですが、勾配のきつい30 代を乗り切れたのは、腰を据えて自分の専門を究めてやれ、という思いがあったからだと思います。

それだけに41歳でシンガポールに赴任し現職に就いた時は、「ここが自分を活かせる場所だ」という実感がありました。また、「ここなら、自分を活かしつつ会社に貢献できる」とも思いました。滅私奉公ではなく、会社とWin-Winの関係でいられる年代になった、ということでしょう。

■鍛えている身体と“舌”

出張で移動が多く、身体にこたえるので、週3回、平均2、3km泳いで鍛えています。30代の頃より体型はすっきりしましたが、筋肉がついた分、胸囲や肩幅はサイズアップ。スーツは全部つくり直しました。引退後は本格的なバーを開こうと、舌も鍛えており、目下、世界のバー巡りをしています。

■上司を試す部下たち

40 代で責任ある立場になり、「これはキツイ」と思ったのは、同じ40 代の部下の指導をしなければならないことでした。 

20 代、30 代は上司を立ててくれるのでやりやすいのですが、40代は本当に扱いにくい。ベテラン世代ですから、現場のことに精通しており、自分たちの仕事の成果が上司次第だということも、よく分かっている。だから、新しい上司がやって来ると、わざといろんな質問をぶつけてみたりして「こいつ、現場のことを本当に分かっているのか。能力はあるのか」と試すんですね。そんな時、気の利いたコメントが返せなければ上司失格。彼らを掌握できず、立場を失ってしまいます。

こちらはJ.H.倶楽部会員限定記事です。
ご入会後、続きをお読みいただけます。

残り:1,075文字

/

全文:2,149文字

【入会・年会費無料】

J.H.倶楽部は人事の仕事に役立つ特典が満載です!

  1. 総数2000本以上の人事の実務に役立つ記事(※)が閲覧可能
    ※専門誌『Learning Design』(旧『人材教育』)の記事
  2. 新サービス・お役立ち情報(調査報告書・ホワイトペーパーなど)の先行案内
  3. 会員限定セミナーへのご招待/講演動画・配布資料の閲覧
  4. 興味関心に沿った必読記事を、メールマガジンでお知らせ!