J.H.倶楽部

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月刊 人材教育 2015年08月号

負けないマネジャーのための孫子 第11回 組織崩壊を招く言動への戒め

組織の崩壊は、リーダーの問題ある言動によって引き起こされることが多々あります。
それを戒める教えです。

青柳 浩明(あおやぎ ひろあき)氏
ビジネス論語スクール主宰。幼少から40 年にわたり、「論語」「孫子」等の漢籍
を学び、ビジネス現場でSE、PM、経営企画等の実践を積む。中国古典の伝播活動として企業団体等で精力的に講義・講演活動中。著書に『論語説法』(講談社)他。
aoyagi@rongo-school.com

組織崩壊とリーダーの言動

今月は、組織崩壊の原因とリーダーマネジャー)の関わりについての教えです。

組織において、日々問題は発生するものですが、根本的な原因へ対応せずに暫定的な対応だけに明け暮れていたなら、その組織はいずれ崩壊します。今回の教えでは、特定の6つの問題を挙げ、それらの原因は全てリーダーにあると説いています。

というのも、リーダーの日々の言動が、組織や部下に対してとても大きな影響を与えるからです。リーダーは、問題を引き起こす言動とはどんなものかを知り、避けなくてはなりません。

具体的に、6つの問題と、その原因について学びましょう。

①逃走(走る者)

自組織の能力・パワーを考えずに、高負荷の仕事を担当させれば、部下は逃げ出すでしょう。それが1つめの問題です。多くの場合、リーダーがリソースを考えず、精神論で突き進んでしまうことが原因です。

②弛緩(弛(ゆる)む者)

リーダーが何かの理由で躊躇して、メンバーに本来の指導をしなければ、組織は弛緩していきます。リーダーの人心掌握能力が不足しているケースです。

③陥没(陥る者)

例えば、組織の中でリーダーの発言力が強過ぎて、部下が萎縮しているような場合、組織の雰囲気が重くなり、やる気も失われがちです。これが“陥る”です。リーダーが自分のマネジメントスタイルにこだわり過ぎて起きてしまう問題です。

④崩壊(崩るる者)

リーダーが、考え方や方針を伝えきれていない場合、また補佐役や部下が自分勝手に行動し、リーダーも彼らのスキルや能力を把握していない時、各人がバラバラの行動をとって、組織が崩壊していきます。

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