特集 ライフイベントと共に輝くために 女性活躍時代の「セカンドキャリア」

女性の年齢階層別の労働力率を表す「M字カーブ」。20代半ばと50 代前後という2つのピークがあることから、こう名づけられた。
内閣府の調べによると、M字の最初のピーク、25歳以降で正規雇用の減少が見られるという。結婚、出産などライフイベントを迎えることで、離職したり、非正規社員になったりするケースはいまだ後を絶たないようだ。
最初のピーク時は充実したキャリアを歩んでいても、後半のピーク時には存分に能力を発揮できていない─M字カーブには表れていないものの、そんな女性がいかに多いか想像がつく。
単に労働力を維持し、M字の谷間を浅くすればよいわけではない。キャリアの後半においても女性が輝くために、私たちは何を変え、何を始めればよいのだろう。
本特集では、女性のライフイベント後のキャリアを「セカンドキャリア」と位置づけ、3 名の識者、3 社の先進的企業に話を聞いた。
そこから見えてきたのは、
ライフイベント前の育成 
男女双方の意識改革 
という2つのカギだ。
単に「育児と仕事を両立しやすい環境づくり」を進めればいい時代は終わった。次のステップは、女性のモチベーションをどう引き出し、スキルアップを支えるかである。
順に見ていくことにしよう。

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